理論
不自然を自然に戻すメンテナンス
2014年から全国・海外と「現場」を飛び回り、
100ヵ所以上,5000人以上の変化を見てきました。
そこにはレベルも学年も経験値も全く関係ない、
「全国共通で起きている現象」がありました。
選手の能力、環境、何1つ同じではないはず。
なのになぜ、「エラーは全国共通」なのか?
正しいとされている考え方、TR、声がけなど、
信じるものに時間をかけて取り組んでいるはず。
なのになぜ、「結果そうならない」のか?
その答えを何年も探しやっと気づくことができた。
フットボールの「デフォルトのエラー」に。
“二足歩行が自然”なヒトが足でボールを扱うから、
頭も身体もボールに引っ張られ、不自然になる。
ただそれだけなのに技術不足だと勝手に思い込む。
結果、誰しもが「ボールにいってる」状態になる。
この勝手に乗ってきてしまう「不自然」こそが、
「結果そうならない」ことの最たる要因。
プレー中にエラーが起きるのではなく、
エラーが起きてる状態でずっとプレーしている。
これがどれだけ成長を遅らせていることか。
ボールを何とかしようとすることも、
身体が本来の足の運びになっていないことも、
すべて「不自然」なこと。
鍋の味を引き出すには灰汁取りが必要なように、
人の成長にも「自然な状態に整える」作業が必要。
まずやることは1つ。
【ボールにいかない】こと。意識も行動も。
何かを何とかしたいなら、
それ自体を何とかしようとしない。
目的までの流れを整える。
結果そうならない原因はプレーヤーではなく、
不自然が存在する環境や仕組みの方にある。
人が人に教えられるエネルギーなど小さく、
自然の摂理を利用する方が遥かに力が大きい。
それが「結果そうなる」GOTSメソッドの真髄。
不自然を自然に戻すメンテナンスを。